一 あれは火を噴く 桜島
  こんどもわたしが ひとめぼれ
  こんなにこころ 燃えるのに
  想いとどかぬ つらい旅
  ほほに冷たい 指宿の潮風

二 海は引き潮 摺ケ浜
  みれんの湯煙 立ちのぼる
  浴衣にやせた 身をつつみ
  来ないあなたを 待ちわびて
  ひとり砂風呂 指宿の宿

三 宵の眉月 かなしげに
  射し込む二階の 手酌酒
  あなたがいない 部屋だから
  つのる涙が あふれます
  別れたくない 指宿の旅
  
作 詞・みつい 禮
作編曲・佐藤 定司