作詞曲・佐藤 定司
      編 曲・佐藤 定司
      歌 唱・佐藤 定司

一 春にカタクリ 咲く頃は
  出稼ぎ戻って 父母の元
  心も晴れて 足取り軽く
  香る風
  春の山幸 笑顔で摘めば
  鳥も恋する 松之山

二 夏の踊りの 輪の中に
  愛しいあの娘も いるだろか
  一旗揚げて 晴れて添う日を
  夢見たが
  ふたり手をとり 見知らぬ人と
  湯の街辺りで 見たと云う

三 秋の夕暮れ 棚田道
  紅色蜻蛉や 虫の声
  飛交い歌い 去り行く時節を
  惜しむように
  深い山郷 豊かな恵み
  黄金稲穂や 紅もみじ 

四 冬の訪れ 深山から
  白無垢山川 埋め尽くす
  鉛色した 雪空冬空
  続くとも
  墨の塗り合い 婿投げやらで
  遠い春呼ぶ 松之山 

五 三大薬湯の 名も高く
  溢れる温泉と 人情け
  真澄の空や 雪解けせせらぎ
  野鳥の宝庫
  昔探しに 出湯の旅路
  一度と云わずに またおいで