3 女一人で 幾年瀬超えた
 暮れの駅裏 砂山銀座
 どこか似ている 瀋陽の町
 街路樹に 散り残る 枯葉にも
 我が身重ねて 情けを注ぐ
 いつか笑顔で 故宮に帰る 
2 女一人で 岸辺に立てば
 波に転がる 小石が笑う
 ひとの情けに しみじみ泣けば
 浜名湖の 潮の香に 癒されて
 忘れかけてた 故宮の月に
 母の息災 託して偲ぶ
 
1 女一人で 祖国を離れ
 知らぬ他国の 夜空を仰ぐ
 奉天出るとき 渡してくれた
 あの人の お守りを 握り締め
 あの日二人で 見上げた月に
 夢を掴むと 心に誓う 
作 詞・都筑信一
作編曲・佐藤 定司