三 春は桜の 夕間暮れ
  開く間際の ぬい子の酒場
  悩み悩んで 待たせたけれど
  駄目よ駄目なの 娘が泣くの
  やもめ男の プロポーズ
  背中で断り 暖簾を掛ける
二 酔いのはしごで 顔出せば
  演歌流れる ぬい子の酒場
  惚れた腫れたは 卒業だけど
  「他人船」でも 唄いましょうか
  辛い身の上 胸に秘め
  笑顔千両 マイクを握る
一 雨の夜更けの 駅裏の
  赤い提灯 ぬい子の酒場(おみせ)
  あの娘一人が 女じゃないよ
  忘れなさいな 今夜は飲んで
  涙ぐんでる 若い客
  最終電車が 未練を揺する
ぬい子の酒場(おみせ)
作 詞・橋永 勇
作編曲・佐藤 定司